これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「ワークスタイル変革」

  • ■ 働きやすい環境づくり
  • ■ 効率化で無駄もなくす

労働者個人が仕事の見直しをするのではなく、企業全体で時代や環境に合わせた働き方を目指す取り組みが注目されている。これは『ワークスタイル変革』と呼ばれ、生産性の向上やコスト削減を目指すというもの。
具体的には最新のデジタル機器を使って作業を効率化したり、ビジネスソフトを導入してコミュニケーションを円滑に行ったりすることなどが挙げられる。中には、近年話題になる“ダイバーシティ(多様性)”における、様々な人が働き方や労働時間を自由に選択することで働きやすくなるといった環境づくりも含まれるようだ。業務の無駄を見直すと労働時間にゆとりが生まれ、仕事と私生活のバランスを改善するきっかけにもなるという。現在は大手企業がこぞってワークスタイル変革を行っており、そのサポートを行うサービスも数多く登場している。このような変革によって優秀な人材が集まる可能性もあり、将来的に自社への投資になるのではないだろうか。

ページTOPへ

02「シティチャージ」

  • ■ 無料充電サービス
  • ■ 広告収入の見込みあり

仕事で一日中電話をしていたら、まだ昼なのに携帯電話の電池が残りわずか…という経験はないだろうか。そんな急なピンチに対応できる無料充電サービス『シティチャージ』が、東京タワーと虎ノ門ヒルズにおいて開始した。これは公益財団法人・東京都環境公社とシャープ株式会社が連携して開発した装置で、太陽光発電パネルを施設内に設置し、その蓄電から電力を供給するというもの。太陽光発電なので、震災時や停電時の非常用電源としても活躍できる。
シティチャージは日本初の試みだが、世界には既に似た事例がある。例えばロンドンでは電話ボックスに太陽光発電パネルを設置し、伝統的な町並みの景観を損なうことなくサービス展開をしている。この際、サービスを無料で提供する代わりに、利用者の目のつくところに広告を設置して収入を得ているという。日本のシティチャージも今後充電スポットとして定着すれば、このようなビジネス展開が期待できそうだ。

ページTOPへ

03「メル訓」

  • ■ 不審メール対策
  • ■ ウィルスメールへの対処を訓練

近年、標的型メールやウィルスメールなどによって顧客情報が流出する事件が多発している。そんな中、その対策として『メル訓』を行う企業が増えているという。
これは、メールを使った避難訓練のこと。セキュリティ検査の一つであり、擬似ウィルスや擬似スパムが添付されたメールを開いてしまうと、その行為を警告するメッセージが現れ、正しい対処法を指示されるというものだ。メル訓を行うためのサービスも展開されており、中央省庁などで取り入れられているという。また、その影響もあってか近年では機密情報の漏洩を防ぐため、同様のサービスの導入を検討する民間企業も増えているという。ビジネスで不可欠なメールからの脅威に対し、各企業自身が知識と対策を身につけるためのサービスは今後ますます需要が高まりそうだ。

ページTOPへ

04「スマホ老眼」

  • ■ 20代で老眼?
  • ■ スマホの長時間の使用に注意

いまや老若男女問わず幅広く使われているスマホは、便利な反面、依存症を起こす人が出るなど健康面での問題も多く抱えている。中でも、最近では若者を中心に『スマホ老眼』と呼ばれる症状を訴える人が急増しているという。
これは、スマホを長時間使用することによって引き起こす老眼症状のこと。一般的に「老眼」と呼ばれる症状は早くても40代からと言われているが、このスマホ老眼だと20代の若者も症状に苦しんでいるという。もともとパソコンやスマホの液晶画面から発する強い光は目に悪いといわれていたが、スマホの場合、目との距離が近いため疲労が蓄積されやすく、老眼症状につながるという。これを受け、各医療施設ではスマホの使用頻度を少なくするよう注意したり、専用の点眼液などを処方したりしている。今後も日常生活に浸透していくであろうスマホと上手く付き合うためにも、使用上のリスクへの理解と自己管理が求められるだろう。

ページTOPへ

05「ワゴン型タクシー」

  • ■ タクシー車に革命?
  • ■ 外国人観光客の需要見込む

タクシーに使われる車といえば、セダン車のイメージが強い。ところが最近、日産・トヨタなどの大手自動車メーカーが相次いでタクシー用のワゴン車を発表した。これからは、車内がゆったりとした『ワゴン型タクシー』が主流になるというのだ。
ワゴン車を使用したタクシーは、以前から介護用タクシーなどの用途で存在していた。しかし、最近になって健康な人が乗車するタクシー用のワゴン車が相次いで発表された背景には、2020年の東京五輪が存在している。増加する外国人訪日観光客に向け、大柄な外国人もゆったりと利用することができるタクシーのニーズが高まっているのだ。こうしたワゴン型タクシーはセダン車に比べ車内が広く、大きなスライド式ドアが採用されているため、大柄な人だけではなく体の不自由な人も乗り降りがしやすい。外国人観光客だけではなく、すべての人に優しいタクシーへ。自動車メーカー・タクシー業界が一体となった挑戦に期待したい。

ページTOPへ

06「弱虫ペダル」

  • ■ 舞台は高校の自転車競技部
  • ■ 漫画を始めメディア展開で大盛況

数多くの名作を生み、世界でも人気の高い日本の漫画・アニメ。ひとつの文化として認識され、漫画を原作として映画やドラマとして制作される機会は増え続けている。そんな中、いま大人気を博しているのが『弱虫ペダル』だ。
「弱虫ペダル」は、漫画家・渡辺航氏が描くサイクルロードレースに青春を燃やす高校生たちの成長や友情を描いた漫画作品。コミックスの累計発行部数は1400万部を超え、アニメ化した後、劇場版も公開された。また演劇作品として舞台化もされ、演出家による、演者とファンの一体感ある演出が好評を得ている。この舞台は全国で開催された他、映画館にてリアルタイムで観覧できるライブビューイングされ、韓国・台湾といったアジア諸国でも大盛況を浴びている。ファンと一緒に世界観をつくり上げることで派生作品・市場が生まれる相乗効果は、新たなビジネスモデルとしても注目すべきポイントなのではないだろうか。

ページTOPへ

07「街バル」

  • ■ 街全体の活性化を目的に開催
  • ■ 販売促進施策の一環として

近年、ご当地グルメやB級グルメといった“食”を題材とした地域活性施策が多く見られるようになった。その流れに乗り、注目されているのが『街バル』だ。
街バルの「バル」とは、スペイン語で「飲食店」を意味しており、街全体を会場に見立て、複数の飲食店を食べ歩き・飲み歩きを楽しめるグルメイベントのこと。スペインではこの「バル」は国民にとって気軽に立ち寄れる社交場として活用され、最近では日本でも各地で開催されている。基本的には前売りのチケットを購入することで、イベントの開催期間中に参加店舗で軽い食事とお酒を格安で楽しむことができる。そのため、気軽にお店をはしごできるという仕組みだ。地域飲食店のみならず、地域全体の活性化を目的として広まり、街の魅力をPRする方法としても注目されている街バル。人と人との交流拠点として、更なる広がりを見せる日も近いかもしれない。

ページTOPへ
ページTOPへ