01「Kindle Unlimited」
- ■ Amazonのサービスのひとつ
- ■ 定額で電子書籍が読み放題
アメリカ企業Amazon.com日本法人が、新サービス『Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)』を8月ごろ開始予定との噂がある。
このサービスは、月額料金を支払えば、アマゾンで取り扱っている電子書籍が読み放題になるというもので、アメリカではすでに実施されている。これに伴い、不調が続く日本の出版業界に及ぼす影響が懸念されている。だが、すでに数多くの電子書籍読み放題サービスがある日本においては、品ぞろえの充実などの対応が必要になってくるだろうとの指摘もあるようだ。スマートフォンやiPadなど電子書籍を閲覧できる端末が個々に行き渡るほど普及した結果、電子書籍が当たり前の存在となったことが、このサービスにも表れているのだろう。
【参考URL】http://news.mynavi.jp/news/2016/06/29/096/

02「2024年火星の旅」
- ■ 火星への有人飛行を目指す
- ■ 起業家イーロン・マスク氏が計画
アメリカの起業家イーロン・マスク氏が、2024年に火星への有人飛行を実現させる計画『2024年火星の旅』を公表し、話題を呼んでいる。
マスク氏は人口増加や環境破壊、戦争など、人類を脅かす様々な問題から人類の未来を守るためには火星移住が必要だとし、今回のプロジェクトを立ち上げた。火星への有人飛行はその第一歩だ。荒唐無稽にも思えるこのプロジェクトだが、マスク氏はオンライン決済サービス、ペイ・パルの創業者。ペイ・パルを売却して得た巨額の資金でロケット企業を創設し、着々と宇宙関連事業に乗り出すマスク氏の計画だと考えると、とたんに現実味を帯びてくる。ロマンを感じさせるこの計画がどう進んでゆくか、今後も目が離せない。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/05/news071.html

03「スマホファースト」
- ■ スマホに適したコンテンツ
- ■ ニーズを汲んで効果的に
1人1台スマートフォンを所有する時代になり、今や20代は普及率90%以上という調査結果が出ている。そんな現代において、スマートフォンを起点としたサービス展開『スマホファースト』を重視する企業が増えているそうだ。
スマホファーストの代表的な考え方には、ウェブサイトをスマートフォン向けに最適化するというものがある。例えば、ユーザーにとって見やすく使いやすいデザインや、スマートフォンのリアルタイム性、コミュニケーション性の高さなどを十分に活かしたコンテンツの作成だ。このように、スマートフォンユーザーに合わせたサービスを展開することで、売上やSNSの口コミ効果につながるかもしれない。時代のニーズを汲み取ったコンテンツ作りが重要なのだろう。
【参考URL】http://www.dnp.co.jp/cio/trend/article/10117446_19464.html

04「ビストロ体験教室」
- ■ 電子レンジのお試し
- ■ 顧客満足度アップも?
冷凍食品を美味しく解凍できたり、スチームで蒸し焼きにしたりなど、機能が充実している近年の電子レンジ。こういった高価で多機能な電子レンジを購入前に試すことができる『ビストロ体験教室』が人気を博している。
パナソニック株式会社が主催しているこの教室は、もともと購入ユーザーに使い方を教えるための料理教室だった。同社が発売した電子レンジのビストロシリーズには、多機能すぎて使いこなせないという声が寄せられていたという。次第に購入検討中の人々にも試してほしいと思い、対象を広げて体験教室にした。これにより、購入済みのユーザーにはアフターフォローを、検討中のユーザーには機能と値段に納得してもらうというメリットが生まれたそうだ。購入前の不安を払拭するサービスは、どの業界にも求められる要素ではないだろうか。
【参考URL】http://news.mynavi.jp/articles/2016/06/16/panasonic/

05「弁当の日」
- ■ 子どもたちが自分でお弁当を作る日
- ■ 自ら手を動かして学べる食育
食に関する知識や選択力を身につけ、健全な食生活が送れるようにするための教育である「食育」の新しい動きとして 『弁当の日』がにわかに注目を集めている。
弁当の日とは、子どもたちが自分でお弁当を作り、学校に持ってくる取り組みのこと。買出し、調理、弁当への詰めこみまで、全て自分で行うことで、子どもたちの食に関する感謝の気持ちを芽生えさせることが狙いだ。この取り組みは2001年に香川県の小学校で始まり、多くの共感を呼んだ。そして小学校だけでなく中学校などにも広がり、現在「弁当の日」を実施している学校は1,700校を超えるという。子どもたちが自ら手を動かし、食について学ぶこの取り組みは、今後も広がり続けるだろう。
【参考URL】http://www.kyodo.co.jp/bentounohi/

06「TOMOE」
- ■ 異業種3社が生み出したバッグブランド
- ■ 既製品にデザインを加えて新価値へ
ごく一部のショップで販売されていた革カバンの新ブランド『TOMOE(トモエ)』が、今年6月その全貌を現した。
TOMOEは異業種3社が手を組み作り出した、新しいブランドだ。今回タッグを組んだのは、野球グローブの世界最大メーカー「トライオン」、有名バッグブランドを手がけてきた「鬼燈屋(ほおずきや)」、そしてユニークなバッグデザインで定評の「ヒカルマツムラデザイン」。3社がそれぞれの技術を結集し生み出された、機能性とデザインを兼ね備えたTOMOEのバッグは、既に高い支持を集めている。中川政七商店のように既に埋もれた商品に着目し、洗練されたデザインを加え新しい価値を与える動きが注目されている。今回野球グローブ作りがバッグのきめ細やかな革の縫製に活かされたように、今後同様の異業種タッグの動きに期待したい。
【参考URL】https://www.wwdjapan.com/fashion/2016/06/03/00020688.html

07「フルトン」
- ■ 日本生まれのビニール傘が世界的ブームに
- ■ 「安全・安価」にブランド傘を楽しむ
安価に手に入るイメージの強いビニール傘だが、おしゃれなアイテムとして今脚光を浴びている。その流れを生み出したのがイギリスのレイングッズブランド『フルトン(FULTON)』である。
フルトンは英国王室御用達の傘ブランドで、エリザベス女王やキャサリン妃らが使用していることから世界的に人気となった。特徴は「バードゲージ」と呼ばれる特徴的なドーム型のシルエットと、おしゃれな装飾を施したビニール布だ。ビニール傘が持つ、視界を確保できる安全性や、安価といった利点が活かされたデザインが人気を呼んだという。日本生まれのビニール傘がおしゃれなアイテムとして生まれ変わったように、既存の商品を新しいものに発展させ、ビジネスにするいい例なのではないだろうか。
【参考URL】https://fultonumbrellas.jp/ec/brand_history
