01「シニアベンチャー」
- ■ 高齢者の起業
- ■ ノウハウが活きる
高齢であっても働く意欲に富み、豊富な知識と経験を活かしてパートタイム勤務をする人々が増えているという。中には高齢で起業する人々も多く、『シニアベンチャー』に注目が集まっている。
退職後に起業する人々は、資金、経験、人脈が豊かなため、若手に比べ成功する確率が高いそうだ。2014年に経済産業省が発表したデータによると、すべての起業家のうち60代以上の割合が最も多いとされている。成功している例としては、技術者が集まって新たな商品を開発したり、長年の経験を活かして不動産業を行ったりしているようだ。最近は国が高齢技術者に対する認定制度やコミュニティーを提供しており、定年という線引にとらわれずに働ける環境が出来始めている。
【参考URL】http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20150705/index-j.html

02「大統領令」
- ■ 大統領の直接的な命令
- ■ 過激な思想が反映される
ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任してから、次々と『大統領令』にサインする姿が印象的である。これは米大統領が議会の承認なしに政府や軍に直接命令できるもので、トランプ氏は公約通りにさまざまな命令を推し進めている。
世界の注文を浴びている大統領令の1つに、特定の国籍の人々の入国拒否がある。トランプ氏はアメリカをテロから守るためだと理由付けているが、その裏には人種差別があるとして国内外から猛抗議が寄せられた。アメリカの連邦地方裁判所もこの大統領令に対して即時停止の仮処分を決め、現在は反対派の意見が大きくなっているようだ。トランプ氏の過激な政策は他国との対立や報復の応酬につながっており、引き続き注視しなければならない状態となっている。
【参考URL】http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6908.php

03「潜水ドローン」
- ■ 釣り専用の水中用ドローン
- ■ 水中での撮影も可能
ドローンといえば空中を飛行する小型のヘリを思い浮かべる人は多いだろう。だが、水中を自由に潜航する小型無人機『潜水ドローン』の開発も急速に進んでいる。
特に注目を浴びているのが、米国企業のPowerVision社から発表された「PowerRay(パワーレイ)」だ。これは釣り専用のドローンで、魚をおびき寄せるためのLEDライトやソナー(音波装置)が内蔵されているほか、高画質の撮影が可能なカメラも搭載され、スマートフォンでリアルタイムに水中の様子を知ることができる。さらに、水深100メートルまで潜航可能なドローンなども個人が購入可能な価格帯で登場しており、水中でもドローンの活躍の場は広まっていきそうだ。
【参考URL】http://gigazine.net/news/20170108-powerray/

04「自動値下げシステム」
- ■ 値下げする衣類をシステムが自動判別
- ■ 大手衣料品チェーンが導入
業績不振に悩む衣料品販売業界のなかでも、売れ行き好調な衣料品チェーン店「しまむら」。そのしまむらが新たに導入する『自動値下げシステム』が、話題を呼んでいる。
季節や天候の影響を強く受ける衣料品には、一定期限で売り切らないと売り上げが落ち込む「販売期限」が存在し、多くの在庫を持つ衣料店にとってこの見極めが重要なポイントとなる。そして、この販売期限が迫った売れ行き不振な商品をITシステムが自動で選別してくれるのが、自動値下げシステムだ。従来は店員が行っていた値下げ品の判別をシステムに担わせ、収益の最大化と業務の効率化を狙っているという。しまむらの試みが成功するか、衣料品販売業界から注目が集まっている。
【参考URL】http://www.mag2.com/p/news/235450

05「Amazonコンビニ」
- ■ 通販最大手がコンビニ業界へ
- ■ “買う”手間を省く
「近くて便利」なイメージが強いコンビニエンスストアは、今や各社が様々なサービスで個性を出しつつ、競争が激化している。そんな中、大手通販会社アマゾンがコンビニ業界に進出したことが話題になっている。
『Amazonコンビニ(Amazon go)』の特徴は、完全自動化された会計システムにある。客はあらかじめ専用のアプリをインストールしてから入店し、商品を手にして店を出るだけで、無数のセンサーが読み取り、自動的にアプリの買い物カゴに追加・課金されるという仕組みだ。また、利用者のデータを分析し、過去の通販での買い物記録と照合することで、利用者に特化したおすすめ商品を配置することも可能だという。通販業界のノウハウを活かし、今までとは違った視点で展開されるコンビニは、これまでにない満足度の高いサービスの提供に繋がりそうだ。
【参考URL】http://www.newsweekjapan.jp/kaya/2016/12/amazon-go180.php

06「タイマーロック」
- ■ スマホ依存対策アプリ
- ■ 子ども向けに親が注目
スマートフォンが世間一般に普及しつつある現在。四六時中スマホが気になる「スマホ依存症」になる子どもの増加が問題になっている。
そんな現状を改善するために開発されたのが、スマホ依存症対策アプリ『タイマーロック』だ。このアプリをインストールしたスマホで時間指定をすると、その時間に沿ってロックがかかり、操作できなくなる仕組みだ。ロックを解除するには、特定のパスワードを入力するか、課金をする必要がある。このような「脱・スマホ依存」をテーマにしたアプリは他にもあり、子どもを持つ家族だけでなく、個人で使用する人もいるという。これまでのアプリは「いかに長く遊ばせる・使わせるか」が焦点だったが、スマホ依存というマイナス面をアイデアにしたアプリの登場は、新たなビジネスチャンスになりそうだ。
【参考URL】http://andronavi.com/2014/07/329410

07「稀勢の里」
- ■ 第72代横綱
- ■ 日本人としては19年ぶりの横綱昇進
大相撲初場所で初優勝を果たし、第72代横綱昇進を遂げた横綱『稀勢の里(きせのさと)』。若乃花以来となる、実に19年ぶりの日本人横綱の誕生に角界のみならず日本中が沸いた。
朝青龍や白鳳などに代表されるように、ここ10年の角界をリードしてきたのは速さや力強さで上回る外国人力士。彼らの功績は多大なものがあるが、10年間も日本人力士が優勝戦線から離れていた状況に、ファンは物足りなさを感じていた。その中で出てきた日本人力士の希望が、稀勢の里だったのだ。貴乃花に次ぐ幕内昇進を果たし、外国人力士に対抗できる身体能力があるが、凡ミスもしてしまう人間らしさ。千秋楽などで横綱相手にドラマチックな大一番の相撲を見せるなど、強さと愛されるキャラクターで、ファンを魅了していった。待望の初優勝を得て横綱にも上り詰めた稀勢の里に注目だ。
【参考URL】http://www.sankei.com/sports/news/170128/spo1701280020-n1.html
