01「ストアカ」
- ■ 誰でも先生になれる
- ■ 講師と生徒を結ぶサービス
インターネットの発達とともに、CtoCサービスのプラットフォームが増えている。中でも、物ではなく知識を提供する『ストアカ(ストリートアカデミー)』は、会員10万人を突破した人気サービスだ。
何かの能力に秀でた個人が講師となり、生徒を募って自由に教室を開けるストアカ。アートやスポーツをはじめ、ビジネスに役立つスキルなども講座として登録できるという。生徒は受講料を払い、講師は収入の一部をストアカへ支払う仕組みだ。ネットを介したCtoCが世の中に浸透したことや、就業後に自分磨きを行う社会人が増えていることなどが、ストアカ人気の理由だと言われている。働き方の多様化が進む中、個人のスキルを活かしたビジネスが注目されている。
【参考URL】http://www.nikkei.com/article/DGXKZO13349250U7A220C1H56A00/

02「高級カプセルホテル」
- ■ 安くておしゃれなホテル
- ■ 女性客にも大人気
2020年の東京五輪開催や外国人観光客の増加にともない、ホテルの需要が高まっている。そこで注目を集めているのが『高級カプセルホテル』だ。
特徴は、通常のカプセルホテルよりもサービスが豊富で、ビジネスホテルよりも安いという点。従来の格安ホテルは、安全や衛生面の問題で避けられることも多かった。そこでカプセルホテルの利点である収容人数はそのままに、プライベートを守れる仕切りや盗難対策、アメニティなどを充実させたという。特にホテル全体のデザインや衛生面にも力を入れたところ、オシャレだとして女性客が増加したそうだ。現在は新しいホテルが次々と登場しており、差別化や競争によってますますのサービス発展が予想される。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASK106CXRK10PLZB013.html

03「騎士団長殺し」
- ■ 村上春樹の長編新作小説
- ■ 宣伝しない宣伝戦略が話題に
先日、村上春樹の4年ぶりの長編新作小説『騎士団長殺し』が発売され、3日間で約47万8000部の売り上げを記録した。
大型書店では売り上げまでのカウントダウンイベントや早売り販売など、様々な催しを開催。村上春樹の高いネームバリューを生かし、事前に出す情報を絞り、何も宣伝を打たないことで興味を引くという宣伝しない宣伝戦略も話題にもなった。『騎士団長殺し』の出版を巡る出版業界の動きからは、村上春樹の新作という強いコンテンツをいかに盛り上げていくかという思惑が見て取れる。依然厳しい状況の続く出版業界で、『騎士団長殺し』に関わるコンテンツはこれからも展開していきそうだ。
参考出典:
【参考URL】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000047-zdn_mkt-bus_all

04「宅配総量規制」
- ■ 宅配便の荷受け量を制限
- ■ ネット通販の拡大が背景
運送業界最大手のヤマトホールディングスが、宅配便の総荷受け量を制限する『宅配総量規制』に取り組む可能性が浮上した。
ヤマトホールディングスが宅配総量規制の姿勢を打ち出した背景には、ネット通販の拡大に伴う宅配便の取扱量が膨大になりすぎたことが挙げられるだろう。ネット通販の宅配は、取扱量が増加しても、小型のものが多く宅配料金が安価な上に、再配達率も高いため、運送会社にとって負担となっているという。業界最大手のヤマトホールディングスが受注量の制限に踏み込めば、業界全体が運送の「量より質」へ舵を切る可能性も考えられ、今後の動きを注視していきたい。
【参考URL】https://zuuonline.com/archives/140893

05「Emoji」
- ■ 世界に広がる絵文字文化
- ■ ブランドへと進化
文章だけでは味気ないメールも、星や表情の絵文字を添えれば感情が伝わりやすい。そんな特徴があってか、海外では『Emoji(絵文字)』というコミュニケーションツールとして注目されているという。
そもそも日本には古くから絵文字文化があり、ポケベルや携帯電話の普及とともに広く使われ、独自の文化を築いていた。その後、それに注目した米Googleによって2010年にコンピューター上の文字コードに採用され、“Emoji”として世界的に普及したという。昨年のニューヨークでは、日本が発明したアート作品としてEmojiが展示され話題を呼び、Emojiを使った商品が数多く展開もされるなど、一つのブランドへと成長している。世界的に普及した日本文化の一つとなったEmojiの今後の進化に期待したい。
【参考URL】http://www.news24.jp/articles/2016/12/13/10348916.html

06「日の丸ウィスキー」
- ■ 世界的なウィスキーブーム
- ■ 危急の時こそ品質重視
最近、アフリカなどの新興国を中心に、ウィスキーの人気が世界的に急上昇している。そんな中、高品質な日本のウィスキーを指す『日の丸ウィスキー』に注目が集まっている。
注目のきっかけは、急な需要拡大によって粗悪品が出回ったことが挙げられる。ウィスキーの本場スコットランドでは、長期熟成が求められるウィスキーにおいて、蒸留工程を短縮したことによる品質低下が問題視されているという。一方、日本のウィスキーは高級品だけでなく、スタンダードタイプの品質も高いため、無理に生産を間に合わせるのではなく、ノンエイジ(熟成期間が短い原酒を使用した)ウィスキーの販売に切り替えるといった生活者からの信頼を失わない手法を行っている。利益だけを求めるのではなく、ブランドの未来を見据えた日の丸ウィスキーは、日本のモノづくりの精神ともいえるだろう。
【参考URL】http://www.sankei.com/premium/news/170216/prm1702160008-n3.html

07「タイムスリップ写真館」
- ■ 懐かしさにほっこり
- ■ 広告などにも用いられる
まるで過去からタイムスリップしてきたかのような写真を撮る『タイムスリップ写真館』が話題を呼んでいる。
これは雑誌「TOKYO GRAFFITI(東京グラフィティ)」の2004年の創刊時から続く人気企画の一つだ。昔の写真と今の写真を全く同じ構図、ポーズ、場所で撮影することで、懐かしさとギャップによるユーモアを生み、見た人の気持ちをほっこりさせると評判だ。海外でも2010年にアルゼンチン出身の写真家、イリーナ・ワーニングによる「Back to the future」という名の同様のプロジェクトが世界的に人気を呼び広まるなど、この手法の持つ温かさは万国共通のようだ。さらに、広告などの手法に用いられ、個人でもSNSに真似て投稿して楽しむ人達も現れるようになった。アイデアによって、懐かしさの中に新しさを生みだした例だろう。
【参考URL】http://withnews.jp/article/f0170202000qq000000000000000W00o10101qq000014649A
